みずほ証券は、その名前でも解る通りにみずほグループの証券会社です。債券の中でも特に社債市場においては強みを持っているのが特徴で、純銀行系の証券会社としては高い実績があると考えて良いでしょう。
中でも外国の企業が日本の円建てで発行する社債であるサムライ債ではかなりのシェアを誇っています。
みずほ証券のホームページはここをみよう!
みずほ証券のホームページはデザインがとてもシンプルです。シンプル故に配置も解りやすく直感的にどこになにがあるのかが解るようになっていることから、非常に見やすいホームページの作りになっています。
初心者の人に向けた情報も多く記載されていることから、基礎的な知識をしっかりと学ぶこともできます。投資に対する基礎情報はみずほ証券のホームページでしっかりと学ぶことができますので、下手に初心者用の書籍を購入しなくても、みずほ証券のホームページでも学ぶことができるでしょう。
銀行系らしく、リスクとリターンについて解りやすく書かれてあるので、これから投資をしようとしている人にとってはお勧めです。特に株式や投資信託など金融商品別にリスクとリターンをイメージしておくことができるのは大きなメリットになります。金融商品に投資をするのは元本保証ではなく、資産が目減りしてしまう可能性があるものですから、しっかりとリスクとリターンを把握することで、資産を運用のリスクを軽減することができるでしょう。
ホームページからの口座開設の申し込みは少し手間がかかる
みずほ証券のホームページからの口座開設の申し込みは、他の証券会社と比べて少し手間がかかります。ネットでの取引がメインの「ダイレクトコース」(後に解説します)の口座開設は申込みフォームの入力項目が多いみたいですね。
対面取引がメインの「3サポートコース」(後に解説します)はホームページからの申込み時の入力は少ないですが、こちらは後に店舗まで面談に行かなければいけないので、申込みのしやすさという比較の対象にはならないですね。
実際に口座開設をした人のレビュー記事を紹介しますので興味のある方は読んでみてください。(外部サイトです)
ホームページでは金融商品が見やすくなっています
みずほ証券で取扱している金融商品は一般的なものが取り扱われています。国内の上場株式だけではなく、外国株式や新規公開株、信用取引や上場投資信託など幅広い選択肢を得ることができるのが特徴ですね。
また、みずほ証券のホームページではどの金融商品がどんな取引方法に対応しているのかも一目でわかるようになっているのが解りやすいです。
ダイレクトコースと3サポートコースの違い
みずほ証券には「ダイレクトコース」と「3サポートコース」という2つのコースがあり、コースによって手数料も違ってきます。(手数料に関してはページの最後に)
3サポートコースはアドバイス重視のコース。アドバイスを受けながら投資したいという方に向いています。コンサルタントによるアドバイスや投資に関するレポート、また相続や事業承継等の相談もできます。その分取引の手数料は高めになります。
ダイレクトコースはインターネット取引が中心のコース。3サポートコースのようなコンサルタントによるアドバイスがない分、取引手数料はかなり安くなっています。
4つの取引方法
みずほ証券の場合、店舗、パソコン、モバイル、コールセンターと4つの方法で取引をすることができるのですが、どの金融商品がどの取引に対応しているのか解るので、非常に便利です。最も基本的な金融商品である国内上場株式については、4つの方法すべてで取引することができます。
また、これからみずほ証券にて取引をはじめたいという人のためのコンテンツも充実しており、とてもわかりやすくまとめられているので、ホームページを見て、どこに何が書いてあるのかわからないということはないでしょう。口座の開設手続きから手数料の体系までしっかりと書かれてあるので、事前にきちんと把握しておくことをお勧めします。
みずほ証券の手数料は高い?安い?
みずほ証券の手数料に関しては、3サポートコース(対面取引・コールセンター取引・インターネット取引)とダイレクトコース(コールセンター取引・インターネット取引(通常)・インターネット取引(1日定額))でそれぞれ違います。
実際の手数料は取引金額によって変わりますが、ここでは最低手数料と、100万円の株を買った場合にいくらの手数料がかかるかを試しに試算してみます。※2016年12月時点の計算、税込金額になります。
一番手数料の安いダイレクトコースのインターネット取引で最低手数料が1,026円、100万円以下の場合で約定代金×0.34020%なので、100万円の取引だと手数料は3,402円になります。
ダイレクトコースのコールセンター取引だと最低手数料が2,700円、100万円以下の場合で約定代金×0.90720%なので、100万円の取引だと手数料は9,072円になります。
3サポートコースのインターネット取引で最低手数料が2,700円、100万円以下の場合で約定代金×0.56700%なので、100万円の取引だと手数料は5,670円になります。
3サポートコースのコールセンター取引だと最低手数料が2,700円、100万円以下の場合で約定代金×1.01488%なので、100万円の取引だと手数料は10,148円になります。
3サポートコースの対面取引だと最低手数料が2,700円、100万円以下の場合で約定代金×1.13400%なので、100万円の取引だと手数料は11,340円になります。
みずほ証券の手数料の違いをまとめると・・・
■最低手数料(税込)
ダイレクトコースのインターネット取引だと1,026円、他のコースは2,700円です。
■国内株式(現物取引)で100万円の株を買ったときの手数料(税込)の比較
- ダイレクトコース(インターネット取引)・・・3,402円
- ダイレクトコース(コールセンター取引)・・・9,072円
- 3サポートコース(インターネット取引)・・・5,670円
- 3サポートコース(コールセンター取引)・・・10,148円
- 3サポートコース(対面取引)・・・11,340円
参考:国内株式等の委託手数料のご案内(みずほ証券公式ホームページより)
国内株式の現物の手数料は一番安いダイレクトコースのインターネット取引でも最低手数料が1,026円。同じ大手の証券会社と最低手数料を比較すると、野村證券だと2,246円(野村ホームトレード)、大和証券(ダイレクトコース・オンライントレード)で1,080円なので、大手証券会社の中では最低手数料は安いと言えます。※2016年12月時点の計算になります。
■国内株式(現物取引)の最低手数料(税込)の他の大手証券会社との比較
- みずほ証券ダイレクトコース・・・1,026円
- 野村證券(野村ホームトレード)・・・2,246円
- 大和証券(ダイレクトコース・オンライントレード)・・・1,080円
しかし、ネット証券だと最低手数料は100円以下というところもあるので、マネックス証券(108円)やSBI証券(150円)、野村證券でもオンライントレード専門の野村ネット&コールでは150円など、ネット証券と比較すると手数料の面ではかなり高額になります。
参考:ネット証券の手数料比較(i-株.com)
100万円の株を買った場合の手数料だと、一番安いダイレクトコースのインターネット取引で3,402円。同じ大手の証券会社と100万円の株を買った場合の手数料を比較すると、野村證券だと8,726円(野村ホームトレード)、大和証券(ダイレクトコース・オンライントレード)で3,726円なので、大手証券会社の中では100万円の株を買った場合の手数料は安いと言えます。
■国内株式(現物取引)で100万円の株を買ったときの手数料(税込)の他の大手証券会社との比較
- みずほ証券ダイレクトコース・・・3,402円
- 野村證券(野村ホームトレード)・・・8,726円
- 大和証券(ダイレクトコース・オンライントレード)・・・3,726円
このように、みずほ証券はネット証券と比較せず大手の証券会社との比較では手数料は比較的安いほうだと思います。
ただ、手数料は安ければよいというものではなく、「100万円の取引で1万円以上の手数料がかかっても対面で相談しながら注文したい」「アドバイスを受けながら資産運用したい」というような要望のある方もいるので、自分の希望や状況と手数料と総合的に判断しましょう(もちろんサービスが同じなら安いに越したことはありませんが・・・)。
ただ、1%も手数料を取られると、株価が1%値上がりしてやっとプラスマイナスゼロ、運用がプラスに持っていくためのハンデになってしまいますので、よほど良い担当者のアドバイスが得られたり運用に自信がないと難しいですけどね。