投資信託の価値が上がり売却しようと思ったときは「時間の分散」が効果的です。時間の分散とは1度に全てを売らずに複数回に分けて売ることです。
商品の価値が上ったので商品の一部を売却、商品の価値がポートフォリオの目標金額に達したので商品の一部を売却、リスク分散のために新しい投資信託を購入したいから商品の一部を売却。
というように分けて売れば、その後の商品価値が下がったとしてもリスクを小さくすることが出来ます。
投資信託の売却時の確認ポイント
基準価格・・・目安として表示されている価格で、この基準価格通りのお金が入金されるわけではなく後日改めて算出された金額が入金されるので注意しましょう。
口数・・・購入した口数を全部売るのか、口数を指定して一部だけ売るのか選択することができます。
日付・・・売却した投資信託のお金がいつ口座に入金されるのか確認しましょう。
投資信託を売却したお金は4〜5日後に口座に入金されます。
もっと詳しく説明すると、まず投資信託を売却した日のことを「約定日(やくじょうび)」といいます。お金が口座に入金される日はこの約定日から数えて4営業日目になります。このお金が振り込まれる日のことを「受渡日(うけわたしび)」といいます。
ただし、受渡日が4営業日目なのは国内の投資信託の場合です。
海外の投資信託の場合は、時差の関係で商品を売却した次の日が約定日になり、受渡日も1日ズレることになります。つまり海外の投資信託の場合は商品を売ってから5営業日にお金が振り込まれることになります。
しかし場合によっては国内と同じ4営業日でお金が入金される商品もありますので、目論見書などでしっかり確認しましょう。
以上が投資信託を始める5つのステップになります。最初は慣れていなくて難しく感じるかもしれませんが、ゆっくりやれば誰にでもできるのでまずは口座を開設するところから始めてみてください。
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それでは最後の章で投資信託に関わってくる税金についてお話します。