一般的に「リスク」という言葉を聞くと、「危険」だとか「恐れ」だとかマイナスなイメージの意味として使う場合が多いですが投資の世界では少し意味が違います。
投資信託の中でつかう「リスク」とは、基準価格の値動きの振れ幅の大きさのことです。振れ幅が大きいと「リスクが大きい」、振れ幅が小さいと「リスクが小さい」といいます。
リスクが大きいということは損失が大きい可能性が高いとも言えるし、利益が大きい可能性が高いとも言えます。
逆にリスクが小さいということは損失が小さい可能性が高いとも言えるし、利益が小さい可能性が高いとも言えます。
投資信託で起こるさまざまなリスク
投資信託にはさまざまなリスクにさらされます。
為替が円安になり金利が下がり、アメリカの株価が上がるのに連動して日本の株価も上がるといった現象はよくあることです。こういったよく起こる現象を「日常的リスク」といいます。
それに対して、どこかの国で台風や大地震などの大きな自然災害が起きて被害がでる、戦争が起きるなど滅多に起こらないことを「突発的リスク」といいます。
どちらにしても予想していなかったことが起きるのがリスクですが、実はその裏には「リターン」が潜んでいます。「リターン」とは最大限得られるかもしれない利益の大きさを示す言葉でリターンの大きさはリスクに比例します。
リスクとリターンは常にセットだということ覚えておくとよいでしょう。
さて、ここまで理解できたら投資信託を購入した時に発生する「手数料」について勉強していきましょう。もしも途中でわからない用語などがあったならこちらの用語集でチェックしてみてください。
それでは次は手数料についての説明をはじめます。