株式やFXなら、初心者向けにバーチャルトレードというツールが用意されています。損失が発生してもお金はかかりませんので、投資への恐怖心を拭うには最適です。
ただし投資信託は頻繁に売買を繰り返すような商品ではないため、バーチャルトレードができるサイトの数も極端に少ないと言えます。また大半の投資信託は値動きが緩やかですので、バーチャルトレードから得られることも限られてしまいます。
それでは投資信託初心者の人は、どういった勉強法から始めていくべきなのでしょうか。
目次
投資信託についての本を読む
本屋へ行けば、投資信託に関する書籍が色々と販売されています。経済評論家が投資信託の有用性について語っていたり、投資機関グループがリスク分散投資法を紹介していたりと、内容も充実しています。投資そのものが初めてであれば、猿でも分かる、超初心者向けといったタイトルがつけられている本を読むと、投資とは何かが理解できるでしょう。
投資信託を始める上では欠かせない勉強法となりますが、1冊1,000円程度とお金がかかります。語るべきこともそこまで多くはないため、買い過ぎてしまうと内容も重複してしまうでしょう。そのため、タイトルが全く異なる本を2・3冊も購入して読めば十分です。
投資信託は手数料を支払う機会が多い金融商品です。必ず1冊は、手数料や目論見書の読み方、儲けが出る仕組み、商品タイプを説明している本を選ぶようにしましょう。
投資信託の初心者におすすめの本
投資信託をこれから始める方にお勧めできる本は以下になります。参考にしてみてはいかがでしょうか?
投資信託ガイドブック
本というよりは、投資信託協会が発行している小冊子であり、投資信託協会のホームページなどから申し込むことで無料にて送ってもらえます。金融商品のパンフレットなどは、通常は利益や商品メリットについてクローズアップされていますが、この小冊子では「投資信託」全般のメリットとデメリットについて的確に紹介されています。
利用する上でどんなリスクを背負うことになるのかも掲載されている優れた本なのです。
成功する投資信託の選び方(モーニングスター著)
発行時期は数年前で情報がやや古いことが難点ですが、現代でも通用する投資信託成功の秘訣や、情報の集め方などを網羅しているので、投資を学習するにはおすすめの本といえます。
特に初心者でも読みやすいのが特徴であり、他の本を読むための足がかりにするにも最適な本です。
図解 はじめての投資信託
投資信託の初心者を対象とした本ですが、他の初心者向けのマニュアル本よりも、よりわかりやすく読みやすい内容が好評の本です。
一つのテーマも短くまとめられているので、少しの時間つぶしにも最適であり、フルカラーなので見やすさも考慮されている本です。
投資初心者の本選びが重要な理由とは?
投資について本格的に学習すれば、それだけでも生活を支えられる収入となりますが、その分さまざまな事を学ぶ必要があります。
下手に難しい本を選んでしまうと、不要な苦手意識へと繋がってしまう事もあるので、評判のよいおすすめされている本を選ぶことが大切なのです。
投資信託運用者のブログを読む
ブログ記事からは、投資信託を運用してみないと分からない、とても細かな情報が得られます。安定して稼いでいる投資家のブログであれば、イコール第一線で活躍している人の意見が無料で読めるということです。
記事によっては投資信託購入者だからこそ知っている、本には決して書かれていない内容もあるでしょう。年代や目的に合わせての注意点、商品タイプによる売買タイミング、金融商品の売買で最も煩わしいと感じる税金問題についても言及しているかもしれません。
利益が出ていない投資家のブログからは、失敗談から学べることが多く記載されています。リスクがあまり高くないと言われる投資信託であっても、購入タイミングや選別を間違えれば、損をしてしまうということが分かるはずです。
ブログ運営者の中には、投資信託で稼いだお金を別の金融商品へ回していたりもします。初心者にとっては選択肢の幅を広げられますので、バランス良く投資について勉強できるでしょう。