運用スタイルによって成果がまるで違う

ほとんどの投資信託には、どういった運用方法にするのかの基準となる「ベンチマーク」というものが存在します。株式型なら日経平均のような株価指数が投資信託の運用の基準にあたります。

安全よりリスクをとった運用スタイル

たとえば、商品紹介のパンプレットや説明書などに「ベンチマークの日経平均を常に上回る運用成績を目指す」と書いてあれば、それは「アクティブ運用」というスタイルになります。
「ベンチマークの日経平均を上回る運用成績を目指す」とはリスクをとって日経平均よりも大きい利益を得るような運用を目指すタイプのことです。
こちらは多くの利益を得ることもありますが、大きな損失をだしてしまうこともあります。

メリット
・ 大きな利益を得られる可能性が高い
・ 投資商品がたくさんあるので、さまざまな投資信託がある

デメリット
・ 大きな損失を出す可能性がある

リスクよりも安定をとった運用スタイル

一方、商品紹介のパンプレットや説明書などに「ベンチマークの日経平均に連動する運用成績を目指す」と書かれていれば、それは「パッシブ運用」というスタイルになります。
「ベンチマークの日経平均に連動する運用成績を目指す」とは日経平均の動き通りの運用をして、失敗のリスクを避けて小さな利益を狙う守りタイプのことです。
損失を出す可能性はアクティブ運用よりも低いですが、大きな利益を得られる可能性もアクティブ運用よりも低いです。

メリット

・ 安全な運用を期待できる
・ アクティブ運用に比べて支払う手数料が安い
・ 値動きがわかりやすい

デメリット

・ 景気が良い状態でもアクティブ運用ほど利益を得られない
・ 投資したい商品が少ない

どの運用スタイルで行くかは、自分はどれくらいの利益を望んでいて、どれくらいの損失まで許せるのかを考えながら目的に合った商品を選びましょう。
ただ投資初心者の方にはリスクの低い運用スタイルから始めることをオススメします。

>>1.リスクの低い安全重視の投資信託

1.リスクの低い安全重視の投資信託

「基準価格の値動きが連動するのを目指す」パッシブ運用を使っている投資信託のことを「インデックスファンド」と呼びます。
インデックスファンドは長期で安定した投資を目的にしているので、投資信託のスタンダードと言われています。最低でも1つは持っておいた方が良いでしょう。

「シンプルでわかりやすい」、「投資先が多く分散投資にもなる」、「手数料などが安い」などのメリットがあるので初心者が始めるときはまずインデックスファンドの投資信託から購入してみてください。

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2.リスク覚悟で大きな利益を狙うアクティブファンド

「基準価格の値動きを出来るだけベンチマークを上回ることを目指す」アクティブ運用を使っている投資信託のことを「アクティブファンド」と呼びます。
アクティブファンドは長期の運用で大きな利益を狙った投資信託で、利益が出るか損失が出るかは運用会社のファンドマネージャーの腕次第になってきますのでリスクも大きいです。

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3.その他の投資信託

投資信託にはアクティブファンドとインデックスファンドの他にも実は、販売会社からではなく株式のように証券取引所で販売されているようなものもあります。
この投資信託を「上場投資信託」、通称「ETF」と呼びます。

ETFとは「Exchange Traded Fund」の略で「証券会社で取引される投資信託」という意味です。

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