投資信託を1つだけしか購入していないとその商品の価値が急激に下がった時、資金がすぐに無くなってしまう可能性があるのでリスクが高く、投資初心者にとっては危険です。
まず始めは大きな利益を狙わずに損失を少なくするために複数の投資信託を購入してリスクを分散させるほうがいいでしょう。
ただし分散投資する時に注意しないといけないことが1つあります。それは複数の投資信託を買う場合、同じジャンルのものを買ってしまっては分散投資とは言えないということです。
違うジャンルの商品を購入して分散投資しよう
投資信託のジャンルには「国内の株式」「国内の債券」「海外の株式」「海外の債券」があります。
なので投資信託を4つ購入する場合、「国内の株式」を4つ購入しても同じジャンルの商品しか購入していないので分散投資とは言えず、損失のリスクが高いままです。
分散投資をする場合は、国内の株式」「国内の債券」「海外の株式」「海外の債券」のジャンルの違う商品を1つずつ購入することでリスクが分散されます。
時間の分散をしてリスクを軽減
また分散投資は、ジャンルだけでなく「時間の分散」も行なうことが出来き、リスク軽減の効果が上がります。
「時間の分散」とは1万円の商品があったとしたら1度に10万円分購入するのではなく、1万円の商品を1日1万円で10日に分けて購入することです。
時間の分散をすることで基準価格が高い時は少ない口数、低い時は多くの口数を購入することになります。
この方法を繰り返すことで、基準価格が低いときに多く口数を購入することができ、1度にまとめて購入したときよりも利益が大きくなることがあります。
この方法を「ドル・コスト平均法」と呼びます。
それでは分散投資で投資信託を購入すると決めたら早速購入!はせずに、一旦落ち着いて計画表を作りましょう。
計画表をつくることで自分のルールをはっきりさせることが出来るので運用しているときに悩むことが少なくなります。