投資信託で利益を出せるかどうかは商品の売買のタイミングが重要になってきます。
とはいえ売買のタイミングはプロの投資家でも予想が外れてしまう可能性があるので分散投資にしてリスクを軽減しておきましょう。
それでは商品はどのタイミングで購入するのがいいのでしょうか。
投資信託を購入するタイミング
投資信託の買いどきの判断は株式でも債券でも一緒で、基準価格が安い時に購入するのが一番よいです。
基準価格が安い時とは、決算日の直後で投資家たちに分配金を配って価値が下がった時や、株式なら日経平均などの株価指数が急激に下がった日、債券なら長期利益が下がった日などは買いどきと判断できます。
しかし、購入のタイミングは情報を仕入れていても難しいので、一度に大量に購入せずに何日にも分けて購入する「ドル・コスト平均法」を使ったほうが長い目でみれば安全です。
投資信託を売却するタイミング
次は売却のタイミングです。投資信託の一番いい売りどきは、購入の時とは逆の基準価格が一番高い時です。
株式なら日経平均などの株価指数が大きく上がった日、債券なら長期金利が下がった日に売却すると利益を得られるタイミングといえます。
しかし購入した商品の価値が上がらず、反対にずるずると価値が下がり続けている時は「これ以上持っていてもさらに価値が下がってしまう。」と判断して早めに売却することもあります。これを「見切り売り」といいます。
また商品を売る時は一度、冷静になって作成したポートフォリオを確認して売るかどうか判断しましょう。
さて、ここまできたら後は実戦あるのみです!
次の章では実際にどのような手続きをして投資信託を始めるのか、やり方を説明しますので一緒にやってみましょう。