投資家(あなた)が投資信託を購入する時や売る時に見る金額のことを価格のことを「基準価格」といいます。
この「基準価格」というのは日々変わっており、あなたが投資信託を購入した時の基準価格が1万円で売る時の基準価格が1万1000円だったとしたら1000円の利益になり、売る時の基準価格が9000円だったとしたら1000円の損失になります。
このように基準価格とは私たちとっては大切なものとなってくるのですが、いったいどのように決まるのでしょうか?
投資信託の価格の決まり方
投資信託の基準価格はどうやって決まるのか?そう考えたときは「水 = お金」として、蛇口の付いた巨大な水の入ったタンクをイメージすると分かりやすいと思います。
例えば、運用に成功して投資信託の価値が上がった時や新しい投資家が商品を買ってくれれば利益になるのでタンクに水が入ります。
逆に運用に失敗して価値を下げてしまったり投資家に分配金を配ると蛇口から水が流れていきます。
こうして残ったタンクの中すべての水(お金)のことを「純資産」といい、純資産を投資家が購入したすべての口数で割ったもの(総口数)が「基準価格」となります。
投資信託では運用の結果が基準価格を大きく変える要因になります。
運用が成功して商品の価値が上がれば純資産とともに基準価格が上昇し、運用が失敗すれば基準価格が下がってしまいます。
基準価格が下がっていると注意が必要
つまり基準価格が高いということは運用が上手にできているということ。基準価格が下がっているということは今後の運用には注意が必要だと言えます。
またさきほど、純資産から投資家の総口数を割った金額が基準価格だと言いましたが、総口数は増えても減っても純資産の金額は変動しますが基準価格には影響しませんので気にしなくて良いでしょう。
さて、この基準価格ですが実はその日に購入した基準価格が反映される訳ではありません。それではいつになったら自分が購入した投資信託の価値がわかるのか?次でわかりやすく説明しているので見ていきましょう。
>>基準価格は前日の価格が反映される