投資信託の決算時に投資家に支払われる分配金は、そのままお小遣いとして受け取る場合と、受け取らずにそのお金を使って同じ投資信託を新しく購入し元々持っていた投資信託と合わせて上乗せした金額で継続していく2通りの方法があります。
そのまま分配金を受け取らずに新しく購入した場合を、分配金を再び投資するという意味で「再投資」といいます。
再投資をすることで、口数が増えるので商品の価値が上がった時の掛け額も増えることになり、さらに利益が得られるようになります。
再投資できる商品かどうか購入前に確認しよう
ただし、投資信託の商品によっては分配金をそのまま受け取ることと、再投資する両方のコースを用意したものもあれば、どっちか片方しか出来ないものもあります。
他にもあらかじめ決算で分配金を出さなと決められた「無分配型投資信託」という商品もあります。ことらは商品自体の値上がり益によって投資家の期待に答えるタイプです。
したがって投資信託の商品を購入する前には必ず確認が必要です。
また商品の価値が上がったか下がったかの基準となる価格のことを「基準価格」と呼びますが、この基準価格が分かっていないと、どれくらい利益が出たのか。どれくらい分配金がもらえるのかがわかりません。
次で「基準価格」についてもっと詳しくお話しします。